少人数制で学生と教員との距離が近く、和気あいあいとした雰囲気の中で安心して、楽しく学ぶことができる学校です
國光 みどり准教授
Midori Kunimitsu
- # 楽しく学ぶ
- # 目に見えない力引き出す
少人数制で学生と教員との距離が近く、和気あいあいとした雰囲気の中で安心して、楽しく学ぶことができる学校です
國光 みどり准教授
Midori Kunimitsu
取り組んでいる授業や研究の内容をお教えください。また、専攻分野に対する先生の思いもお聞かせください。
学生自身が音楽の楽しさを実感できる授業を行い、子どもに寄り添える豊かな感性や実践力が身につきます
音や音楽が子どもの成長発達に与える役割の重要性について、とくに、目に見えない力と言われて人格の基礎となる「非認知な力」の育みと、音・音楽との関係性について研究をしています。また、授業では、音楽と保育の現場におりました経験から、保育内容であったり原理的な内容をお伝えしています。子どもたちを取り巻く世界には音や音楽があふれています。身の周りの音や音楽を見つけて面白がったり不思議がったり、思わず手を伸ばしてみたり・・。それが子どもたちの遊びにつながっていきます。楽しくて思わず声をあげたり、身体を揺らしてみたり・・・。子どもたちの心が動く時、そこに「豊かな感性」や「表現する力」が育まれていきます。幼い心の奥底に芽生えた「感性」は、人として豊かに生きるための根っことなります。それは未来を創造し、表現する力につながっていきます。独自科目である「保育×ミュージック」では、まず皆さんと一緒に音や音楽の楽しさを味わいます。そして、日本のみならず世界の子どもたちの遊びにも目を向け、海外の友達の「わらべうた」を一緒に体験します。こうした授業から、学生自身に音や音楽の楽しさや面白さを実感してもらうことを第一と考えています。その実感が基礎となり、子ども達の小さな表現を丸ごと受け止め、子どもに寄り添うことができる豊かな感性を身につけられるようになります。子どもに対してがんばり続けたことをほめてあげたり、認めてあげることが、自己肯定感や「あなたはあなたでいいよ」という自己受容につながり、それが心の基盤となって、途中であきらめないがんばり抜く力が育っていきます。こういったプロセスや原理を理解し、保育の現場で実践できる保育者の養成を目指しています。
教員としての目線から見た、豊岡短期大学の強みは何ですか?
少人数制で学生と教員との距離が近く、和気あいあいとした雰囲気の中で安心して、楽しく学ぶことができる学校です
少人数制で学生と教員との距離が近く、コミュニケーションの機会が多いことが強みです。学生が質問しやすいことはもちろん、教員が学生一人ひとりの苦手意識や悩み、困り事に気づき、学生の個性にあわせて適時アドバイスをしています。私が保育の現場にいた経験から、学生のちょっとした変化や体調にも気を配り、「うれしいことがあったのかな」とか「今日は何かあったのかな」等と感じたら、コミュニケーションをとるように心掛けています。こうした日常のちょっとした出来事から、学生一人ひとりが自分らしさを発揮して、その日一日を精一杯過ごせるようにサポートできればと思っています。学内全体にこうした価値観があり、和気あいあいとした雰囲気の中で、安心して楽しく学んでいただけると思います。
学内で学生と接する上で、心がけていることは何ですか?また、学生との印象に残るエピソードを教えてください。
自分自身の保育経験を具体的にお伝えして、学生の皆さんに保育をイメージしてもらいやすいように心掛けています
自分自身の保育経験をできる限り具体的にお伝えし、学生の皆さんに保育をイメージしてもらいやすいように心掛けています。机上だけの学びにならないように、保育現場の話であったり、体験談を交えながら授業を行っています。保育者に求められる役割に「子育て支援」がありますが、保育の現場では子どもだけではなく、保護者との関わりも大切になります。「保護者に寄り添い、保護者の子育てを支えていく」という姿勢や考え方が求められるため、学生が保護者役と保育者役に分かれて一つの課題に取り組むという実践的な授業も行っています。色々な事例を、それぞれの立場から経験することで学びが深まり、実践力が身につきます。また、嬉しいことに卒業生が訪ねてくれることが多いので、その時は積極的に最新の保育事情や保育現場の情報等を共有するようにしています。授業では、そういった最新の情報をいち早くお伝えするように心掛けています。
大学での学びを通して、学生にはどのような人(人格、人間性、考え方・思考、行動など)に成長してほしいと考えていますか
知識・能力・人間性を大きく成長させ、子どもと保護者の強い支えになれる保育者を目指してください
子ども理解というものがあります。これは、子どもの写真一枚を見て「今、この子が何を気づき、何を感じ、どういう心の動きをしていのだろう?」ということを学びます。子どもの興味・関心は瞬間に移り変わっていくため、保育者には、子どもの小さな心の動きを見逃さず、受け止めることができる感性が必要になります。小さな変化に気づく力が身につくことで、保護者支援や自分自身の保育を振り返ることにもつながっていきます。こうした積み重ねによって知識・能力・人間性を大きく成長させ、保護者の強い支えになれる保育者を目指してほしいと考えています。
受験を控えたお子さまをもつ、保護者の方へ向けてのメッセージをお願いします。
教育理念に基づいた、細やかであたたかい保育者養成のノウハウを基盤に、お子様を保育現場が求める保育者に育て上げます
保育現場で勤務している頃、保育者になる方を採用していた立場でした。当時はつねに短期大学を卒業される方を採用したいと思っていました。これが現場の声であり、この傾向は現在も変わっていないと考えています。ですから、学生の皆さんには少しでも早く資格を取得して、就職し、その園の文化を取り入れた保育を実践していただきたいと思っています。2年という短い期間ではありますが、豊岡短期大学のゆるぎない教育理念に基づいた、細やかであたたかい保育者養成のノウハウを基盤に、お子様を現代の保育現場が求める保育者に育て上げます!そして、必ず就職につなげていきたいと思いますので、安心してお任せください。
これから入学してくる受験生に向け、迷いや不安が吹き飛ぶようなエールをお願いします!
実習先の保育現場の子ども達が、皆さんの笑顔を楽しみに待っています!
実習先の保育現場の子ども達が、皆さんの笑顔を楽しみに待っています。豊岡短期大学で、信頼される素晴らしい保育者を目指して、私達と一緒にがんばりましょう!